公立中高一貫校の受験生のみなさん、こんにちは。
東京進学セミナー 講師の新井です。
今日は、新しい学習指導要領に合わせた、通知表の成績の上げ方について説明します。
小学校の成績を効率よく上げるにはコツがある!
保護者の皆さま、「 ウチの子、今年は担任の先生と相性が悪いみたいだから・・・ 」 と諦めていませんか?
もうすぐ2学期です。
1学期の成績が悪かった子も良かった子も、今一度通知表を見直してみてください。
特に5年生以上は、公立中高一貫校の報告書に含まれますのでこの時期の振り返りは重要です。
「 単元別評価 」 と 「 観点別評価 」
まず、通知表は科目によって、「 単元別評価 」 と 「 観点別評価 」 に分かれます。
苦手科目があれば、どちらの評価になっているか確認することが成績向上の第一歩となります。
「 単元別評価 」 は、例えば 「 ものの長さ 」 「 分数のしくみ 」 のように、習った分野ごとに成績がつきます。
「 単元別評価 」は、その分野ごとの試験結果によって成績が決まります。
ですので、テストで満点をとることで 「 よくできる 」 にすることができます。
算数・国語・理科・社会のテストで満点をとるには、教科書準拠の問題集を書店で購入すればOKです。
教科書ごとに順番が異なりますので、必ず自分の学校の教科書会社を確認した上で購入してください。
一方、 「 観点別評価 」 は、 「 関心・意欲・態度 」 「 思考・判断・表現 」 「 技能 」 「 知識・理解 」 の4つに分かれます。
それぞれ、何を対策すればどの評価が上がるのか、保護者と受験生が明確に意識することが大切です。
※新学習指導要領では、「 主体的な学習に取り組む態度 」「 思考力・判断力・表現力等 」「 知識および技能 」の3つになりますが、ややこしくなるので旧観点で説明します。
テストの純粋な評価は「 思考・判断・表現 」 と 「 知識・理解 」
保護者のみなさま、もしお手持ちのテストがあれば、持ってきてください。
得点欄に、小さな文字で「 知識・理解 」 とか 「 思考・判断・表現 」とか、書かれていませんか?
この2つの観点は、主にテストの点数で決まります。
特に「 知識・理解 」 が”もう少し”の評価の場合、絶対的な勉強量が足りていません。
習い事などを今すぐに絞り、勉強時間を確保すべきです。受験どころか、公立中学に行ってもついていけません。
「 関心・意欲・態度 」は発言回数と提出物で決まる!
次に、勉強ができる子に多いのが、「 関心・意欲・態度 」が低い場合です。
「 関心・意欲・態度 」は、学習内容の理解とは無関係に決まります。
1.授業中に挙手をして、発言したかどうか。( 内容はどうでもいい )
2.日々の宿題など、提出物をきちんと提出しているか。
多くの担任の先生は、この2点で「 関心・意欲・態度 」の成績を決めています。
なので、毎回の授業をしっかり理解していても、全く発言しなければ評価は下がります。
また、遅刻が多いなどで、期限内に安定して宿題が提出できない場合も評価は下がります。
逆に、発言して宿題提出をサボらなければ確実に高い評価になるのも「 関心・意欲・態度 」の特徴です。
とくに課題の少ない音楽や家庭科の出し忘れは絶対にやめてください。
ただし、授業中に寝るとか、立ち歩くとか、その他授業妨害行為をする場合は当然、低評価になります。
作文の場だけでなく、学校においても協調性を発揮してください。
ペーパーテスト以外のテストは 「 技能 」
教科によっては、理科の実験や体育全般など、紙のテスト以外で評価されることがあります。
これらは 「 技能 」 の評価対象になります。図工や書写などは作品で判断することもあります。
つまり、無駄な作業は授業中に一切ないということです。
受験生は、つねに自分は何らかの評価を授業中に受けているんだ、と自覚してください。
子どもへの評価のない授業構成などありえない。
教師の側も、初任者のころから徹底して仕込まれているものです。
新教科「 道徳 」「 英語 」はどう評価を取る?
今年度より道徳と英語の授業が完全に評価の対象になりました。
しかし、注意すべき点は他の科目と変わりません。
道徳だったら、道徳ノートを毎回必ず全部うめて提出してください。
英語だったら、自信がなくてもいいから、発言して英語でコミニュケーションをとってください。
まだ歴史の浅い教科こそ、基本に忠実な形で評価する担任が多いと思われます。
※数十年後はどうかわかりませんが、数年は大丈夫です。
さぁ、しっかり対策を行い、
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