桜修館のみならず、都立の公立中高一貫校を受検するにあたり不可欠な要素は「論理的思考力」です。
この論理的思考力とは何か?それは、私立中学受験対策と適性対策(公立中高一貫校受検対策)を比較してみると一目瞭然となります。
周知のとおり、旧来の私立中学受験対策には暗記が必須でした。
例えば、社会における歴史の年号、算数の単位換算、理科の生物分野、国語に至っては、中学、高校範囲の漢字、語句など暗記が必須になります。
つまり、集中力とマシーンのような暗記力があれば、乗り越えられると言っても過言ではありません。
しかし、公立中高一貫校の適性対策は、このような暗記に要する時間は全く必要ありません。
もちろん、小学校までで習う範囲を確実に習得していなくてはいけないという受検における最低条件はありますが、私立型中学受験に必須の知識を詰め込む必要はありません。
それはなぜか?
それは適性対策の鍵となる能力は暗記ではなく、長文に書かれている内容について筋道を立てて正しく要旨を理解し、なおかつ主述関係を明確に、問題文の意図に沿った分かりやすく記述することだからです。
分かりやすさを旨とした読解力と記述力。
つまりこれが、公立中高一貫校が求める論理的思考力なのです。
この論理的思考力を育むことは一朝一夕でできるものではありません。
そして、即効性のある暗記科目とは大きく異なる点です。
ですので、それ相応の時間をかけての指導が望ましい部分もありますし、それまでの下地も重要になります。
活字に親しむ習慣があるかどうかや、ひとつの事柄に対して説明能力があるかどうかなどです。
そしてこれらは、普段の生活習慣から訓練することも可能です。
中学受験は、受検生ひとりの力で合格できるものではありません。
これに加え、指導者となる塾講師、そして家族、ご両親の協力が絶対不可欠になります。
家庭では新聞や本を読む習慣づけや、TVのニュースを観ながら親子でひとつのテーマについて議論をするなども有効ですね。
これは自分の主張に説得力をもたせる練習になります。
そして、私達塾側としても、単にテキストを進めるだけでなく、この論理的思考力をどのように育んでいくか、受検生ひとりひとりの個性に合わせて試行錯誤し提案して行かなくてはならないのです。そして、志望校である公立中高一貫校の適性に合わせた思考を作り上げなくてはなりません。
さぁ、しっかり対策を行い、
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